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【H15.6】
Q17 速記文字の崩し方
Q18 書きにくい言葉の対処法
Q19 原文帳のつくり方
Q20 線の長さ

【H15.8】
Q21 似た速記文字の学習方法

区切り線


Q17 速記文字の崩し方
 漢字には、楷書、行書、草書などの書体がありますね。行書や草書の正しい崩し方を修得していれば、速く書けて読みやすく、しかも美しく書けます。自己流では、いわゆる「嘘字」になってしまいます。
 速記のテキストに掲載されている速記文字は、いわゆる「楷書体」で書かれていると思います。
 速度が上がってくると、どうしても意識的に崩して書いていく必要が出てくると思いますが、この「崩し方」はどうやって修得していったらいいのでしょうか? 速記文字にも、「草書的な書き方」といったようなものが存在するように思うのですが……。
 余談ですが、早稲田式の「少ない」という略符号は、漢字の「少」の草書体がその由来だと聞いたことがありますが、本当でしょうか?
 [H15.6]

A17 速記文字の崩し方(タッチ)
 「楷書」でゆっくり書いても早く書ける速記文字ですが、やはり速い速度になると当然崩れてきます。もちろん、そうなることを前提に作られてはいます。
 この「崩れた状態」が、ある意味「草書」といえるかもしれませんが、最初から草書で書く方法というのはありません。結果として草書になる、といえるでしょう。あえて「崩す」のも、各自の工夫ということになります。
 崩れ方は十人十色なので、反訳練習などで自分の癖を確認していくしかないのですが、それが「反訳力」になります。
 職業速記者の文字を拝見すると、大変僭越ながら、意外とゴツゴツした線や、無理気味な書き方をしている方も少なくないような気もします。しかし自分の書いた文字を的確に読む訓練は当然できており、そこがプロのプロたるゆえんでしょう。
 学習中は、ゆっくりな速度のうちはたいてい「楷書」で書けるのですが、それでも読み返せないことがあるのは、速記する力に比して反訳力が伴っていないからだと思います。反訳練習は地味なので、なんとなく敬遠しがちですが、実は速記する力と同じくらい大事です。
 いささか脱線気味になりましたが、うちの師匠が「『崩れる』と『乱れる』は別だ」と言っていたことを思い出しました。
 「少ない」は、確か通教のテキストにも、そのような説明がありましたね。

A17 速記文字の崩し方(ユー)
 要するに、「崩し書き」ですね。
 テキストの速記文字は手本(静態文字)ですから、とめるところはきっちりとめてカクカクッといったような感じで書いていますが、速度を伴う速記文字(動態文字)は、速く書くためできるだけシャープをとめずに、言うならば「流し」の書き方のように書いていくことになります。ですから、速記文字自体、角張った部分が自然と円みを帯びてきます。
 なお、「崩れる」と「崩す」とは違います。「崩れる」は大概意識せずにそのようになってしまうものですが、「崩す」は意識してのものです。その「崩す」も、練習次第で意識せずとも崩すことができるようになってきます。
 崩す場合、後で反読できるように書くこと、他の速記文字と間違えないように書くこと、の注意が必要です。
 「少ない」の速記文字の由来は、そのとおりだろうと私も思います。
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Q18 書きにくい言葉の対処法
 独習者の大きな障害のひとつに、「書きにくい言葉」にどう対処していくかという問題があります。
1)基礎符号の連綴では非常に書きづらい。法則を適用しても書きやすくならない。
2)略符号が設定されていない。テキストに掲載されていない。
等々 さあ、どうしよう……。
1)書きにくさを克服すべく練習をかさねる。
2)自分で省略符号を作っちゃう。
 やはり、自分なりの省略符号を作るのが手書き速記の面白さ(醍醐味と言ったら大げさでしょうか)だと思いますが、その「作り方」となると、そんなことはテキストには書かれておりません。
 こういった創作作業を行う上での、基本的な考え方やコツといったものはあるのでしょうか?
 「元の音に近い形で」とか「音を摘出して記す」とかいったことを聞いたことがありますが、自己流ではその時いいと思っても実際に使ってみると意外と書きにくかったりすることがよくあります。
 なお、プロの方たちは、昔の和歌や英語の一節などが引用された発言があった場合などでも、咄嗟に書き取れるのでしょうか?
 [H15.6]

A18 書きにくい言葉の対処法(ユー)
 書きにくい言葉の対処法の第1は、お見込みのとおり、やはり「練習」です。
 練習をしないで何らかの対処策をとり、その言葉に関しては解決できたとしても、書きにくい言葉というのはどんどん出てきますよ。そんなときは逃げ腰にならないで積極的に受け入れ、書きやすくなるまで繰り返し練習してみましょう。速記というのは、そうした地道な努力の積み上げが必要です。
 そして、その次の対処策として出てくるのが「省略文字」です。
 省略文字がつくられた1番の目的は、速く書き取るためです。もちろん、今までの文字では書きにくいから省略文字を使用するということも考えられますが。
 速記の面白さ、楽しみ方というのは、人それぞれです。省略文字をつくるのもその1つであり、私などもよく出てくる言葉(常用語)については幾つかつくっています。その際には、幾つかの注意が必要です。(以前質問された「簡字」の項に書いているので参照してください)
 なお、自己流というのは許されない速記方式もあるようですよ。
 「昔の和歌」云々については、私はまだまだ修行が足りないようで、やはり一瞬シャープがとまってしまいます。

A18 書きにくい言葉の対処法(タッチ)
 書きにくい言葉=書きにくい線は、それぞれの学習段階によっても変わってくるでしょうね。線に慣れないうちは何を書いても書きにくさを感じることもあります。
 私も学習初期のころは、例えば16ミリの長い線を冗長に思っていましたが、速度が上がると、長い線の方が流れをコントロールしやすいとも感じてきたり、ク音省略、ツ音省略の符号が書きにくくて嫌いだったのですが、コツがわかると徐々に苦手意識はなくなっていき、逆に、なかなか素晴らしいなとも思うようになりました。
 学習初期のころは、例えば早稲田式の「カ」とか「サ」のような単純な1本の線であっても、なかなか繰り返し同じ形には書けません。手が線に慣れていないからだろうと思います。学習が進むうちにだんだん慣れ、さらに難しい線を書く力が要求されてきます。
 理屈では、最初から「最終形」(省略法などを適用した、それ以上省略できない形)を覚えれば一番早いはずですが、仮免取ったばかりの人をF1に乗せても、運転は難しいでしょう。
 衆参の養成所はそれに近いことをやっているようですが、スパルタ・缶詰めの国営だからできるのであって、独習の方はまず無理です。基本から順序よく練習して、力に応じて省略も取り入れていくのが、結局は近道なんじゃないかな、と思います。
 実務では、まずその場をしのぐのが大事、10年後に反訳するわけでもないので、不明な言葉も出てくるでしょう。そして仕事が終わると、そういう言葉を発言者に確認したり、資料で調べたりしているはずです(そういう調査の時間に意外と取られます)。プロの方は、原文帳だけでなく、使えるものはテープだろうが何だろうがすべて使って速記録をつくっています。
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Q19 原文帳のつくり方
 原文帳のことについて質問させていただきます。
 B5やA4サイズの紙を横長に置いて、左上を目玉クリップで留めるというのが最も手軽なやり方だと思いますが、後で紙がバラバラになってしまったりする不都合があります。
 できれば、市販のメモ用紙のように、上側を糊付けした「天ノリ」にしたいのですが、これを自作する場合、どういうふうにしたらうまく出来上がるでしょうか? 書道半紙でもうまく作ることが出来るでしょうか?
 B4の紙を二つ折りにし、折った2箇所に穴を開けて紐を通す方法が解説されている本を見たことがありますが、あれは枚数を多くして作ると使いづらいようです。
 皆さんはどうされているのでしょうか?
 [H15.6]

A19 原文帳のつくり方
 私の所属していた中央大学速記研究会では、書道半紙(コンビ二で打ってる安物)20枚を二つ折りにし、折った2カ箇所に穴を開けて糸を通していました。
 個人的には、半紙を半分に切って、数十枚を目玉クリップで止めればいいと思っていますが。

A19 原文帳のつくり方(タッチ)
 簡便性から、恐らくひも綴じか目玉クリップ使用の方が大勢かと思いますが、私はこれが好きではありません。ひも綴じは、書き進めると厚さが変わって不安定になり無駄が増えるし、目玉は邪魔ものがぶら下がっている感じで感覚的に好きになれません。
 よって自作に走ります。手間はかかりますが、心を込めてつくったものは、一生懸命練習しよう、原文帳の無駄遣いは避けよう、という気持ちになります。
 1、まず書道半紙を箱ごと買ってきてテーブルに置き、下箱の角を切って開きます。
 2、次に、のりを「短辺の面」に塗ります。短辺は2面あるので、両方ともむらにならぬようにします。乾かすときはちょっと重しを載せておくといいですね。七分程度乾いたらもう一度重ね塗りします。
 3、そして、ちょっと大きめのカッターと定規を用意し、2つの長辺の中心点を結ぶ線を引いて、定規を当て、カッターで真っ二つにズイコズイコと切っていきます。数十枚ごとに赤とか青の紙が挟まっているので、そこまで切ったら、ペーパーナイフを入れて1冊分を外せば原文帳の出来上がりです。
 これでわかるでしょうかねぇ???? いずれ自分のHPに、写真入りの解説を載せようと思っているんですが、モデル不足でして (^^ゞ

A19 原文帳のつくり方(ユー)
 原文帳については、「学習アドバイスU」に掲載しているので参照してください。
 私も、タッチさんと同様、仕事においても背ノリの原文帳を使用しています。
 自分でつくるのもいいですが、ノリがうまくつかなかったり、逆につき過ぎたりして原文帳めくりに支障が出る場合は、文具店または紙屋さんにお願いする方法もあります。どの店でも引き受けてくれるわけではないので、電話帳を繰って問い合わせてみてください。
 私の知っているところでは、1箱の書道半紙の断裁・背ノリ代として格安の260円でできました。他のところでは1000円〜1500円とか言われましたが。
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Q20 線の長さ
 先日、5級の合格通知が来ました。(嬉)
 早速次の4級に向けて練習を…の前に50音から復習をしています。というのは、線の長さが全然安定しないのです。「こ」が「か」に、「かい」は「か」に、また「す」などの円の部分もスピードが上がるほど小さくなります。
 これらを克服するのにはどうしたらいいでしょうか? 効果的な練習方法があったら教えてください。よろしくお願いします。
 [H15.6]

A20 線の長さ(ユー)
 5級合格、おめでとうございます!!!
 これで中級の門をたたいたことになりますね。(私の考える中級とは4・3級。ちなみに5・6級は初級、1・2級は上級)○○さんのように、初級を卒業すると50音の勉強をする人は少ないです。でも、基本文字の勉強は次のステップへ進む上で非常に大事なものですから、ぜひ初心に戻り、弾みをつけて4級合格を目指して頑張ってください。
 ところで、○○さんは几帳面な性格で、速記文字の長さ4ミリ・8ミリ・16ミリを忠実に守り過ぎているということはないでしょうか?
 早稲田式の長さは、今言ったように、一般的に4ミリ・8ミリ・16ミリとなっていますが、このとおり書くと、速度練習になれば乱れ、4ミリ線と8ミリ線、また8ミリ線と16ミリ線の区別がつきにくくなることもあります。
 それで私は、線の長さを、細かく○ミリというのではなく、短線・標準線・長線として区別しています。
 全体的に線が短くなればなるほど3種類の線の区別がつきにくくなるし、逆に長くなればなるほど区別がつきやすくなるというのは、わかりますよね。それです。
 要するに、4ミリ・8ミリ・16ミリより5ミリ・10ミリ・20ミリの方が区別がつきやすいということです。
 それともう1つ。私が言う短線・標準線・長線ですが、標準線に対して、短線は標準線の半分より「より短く」、また長線は標準線の倍より「より長く」ということに心がけると、長短のめり張りが出て、より区別がつきやすくなります。
 例えば、わかりやすくミリ数で言うと、4ミリ・10ミリ・25(30)ミリというようにです。
 一般に、速記文字が小さく方が速く書けると思われがちですが、短い線というのは非常に神経が要りますので、逆にスピードを落としてしまうというデメリットもあります。ですので、特に初心・初級者、また長さの区別がはっきりできない人は、「線を全体的に長く」、そしてさらに「長短のめり張りを効かせて」、「伸び伸びと」書きましょう。そうすることによって、長さ・角度・方向等の感覚が養われていくと思います。
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Q21 似た速記文字の学習方法
 速記歴2日で、今のところア行・カ行・サ行までしか覚えてないのですが・・・。
 カ行とナ行・マ行なんて、ぱっと見た目、かなり似ていますよね、あと長さが違うだけとか。その文字だけが出てきたときとか、文字が雑だったりとかで、区別が全くつかなくなるんですが・・・(^^;
 これって、何回も練習してなれてくれば普通にわかるようになってくるものですか?
 あと、区別しやすいコツなどあれば教えて頂きたいです。
 [H15.8]

A21 似た速記文字の学習方法(タッチ)
 速記歴2日とのこと、まだ楽しみを感じる入り口ですか、うらやましですねえ…
 全く心配いりませんね。まさに「何回も練習する」しかないんですね。これまでの人生でつきあってきた文字とは全く異質の文字に触れるわけですから、当初は混乱して当然です。でも、いずれ特徴をつかむことができるはずです。
 区別しやすいコツ? そーですねー そういうのがあったら私も教わりたいんですが(^^;
 まあ、一音一音を覚えようとすると結構苦痛なこともあるので、何かよく使う身近な言葉を速記文字で書いてみて、普通の文字との交ぜ書きでもいいから、意識的に使うようにすれば効果が出ることでしょう。そのうち好き嫌いはなくなって、全部覚えられます。

A21 似た速記文字の学習方法(ユー)
 速記を学習し始めて2日目でサ行まで来られたのですか? 1日2行のペースなら、私の作成したテキストで計算してみると半月で基本文字終了ということですね。非常に楽しみです。
 カ行・ナ行・マ行が似ていて区別がつきにくとの不安を持っているようですが、まず構成要素を頭にたたき込んでください。その構成要素とは、長さ・角度・方向・曲線直線です。
 例えば長さについては、早稲田式では4ミリ、8ミり、16ミリという区別になっていますが、私は、何ミリとは言わず、まずは標準の長さ(標準線)を自分で決め、そして標準の線の半分より短い線(短線)、標準の線の倍以上の長い線(長線)というふうに指導しています。半分や倍と言うと、初めのうちはややもすると区別がつきにくいような書き方になりがちなので、この3つの種類の長さをよりはっきりさせるためです。また角度についても、水平線、45度の線、垂直線というのがありますが、45度の線を25度のような角度に書くと水平方向の文字との紛れも出てきますし、曲・直線も、曲線を直線気味に書くとこれまた紛れが出てきます。
 ということで、とにかくメリハリをはっきりつけるようにすることによって区別ができるようになってきますし、それがまた区別するコツとも言えます。そのためには練習の積み重ねが必要ですが、余り難しく考えることありません。自然と頭にしみ込んでいくと思いますから。これからも頑張ってください。
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