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速 記 に 対 す る 疑 問

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Q1 片仮名は画数が少なくて速く書けるけど、速記って言えるのかな?
Q2 速記って、どのくらいの速さまで書けるの?
Q3 発言を速記するとき、「あのー」「まあ」とかいう言葉も書くの?
Q4 「話し言葉」と「書き言葉」って?
Q5 速記を学ぶと、何か得なことがあるの?
Q6 速記の資格っていうのはあるの?
Q7 その検定試験って、どういう方法でやるの?
Q8 検定試験を受けるにはどうしたらいいの?
Q9 速記検定試験に合格すると、履歴書の資格欄に書けるの?
Q10 資格を持っていないと速記の仕事ができないの?
Q11 プロとして仕事をするには速記検定試験の何級に合格しないとだめなの?
Q12 速記の需要ってあるの?
Q13 速記の就職先は?
Q14 最近よく新聞などの広告に出ているテープライターと速記との違いは?
Q15 録音機があるのに、今どき速記?
Q16 それじゃ、ワープロは?
Q17 最近では、音声入力機なんて言われたりもするけど?
Q18 器械速記って何?
Q19 それじゃ、裁判所の速記録はどうなったの?
Q20 現役で頑張っている速記官は今どのようにしているの?

* 「読者とユーのページ」の「興味ある人からの質問集」も参考になると思いますで、ぜひのぞいてくださいね。


Q1 片仮名は画数が少なくて速く書けるけど、速記って言えるのかな?
 日本語には「漢字」「ひらがな」「カタカナ」という文字があって、平仮名は漢字を崩してつくったもの、片仮名は漢字の一部を取ったものなので、漢字よりも平仮名、平仮名よりも片仮名の方が速く書き取ることができるよ。だから、平仮名・片仮名は、速記文字とは言えないけど、広い意味での速記とも言えそうだね。
 また、日本語の書き方には「楷書」「行書」「草書」というのもあって、楷書より行書、行書より草書の方が速く書けるようになっているので、これなんかも同じように広い意味での速記と言えるかもしれないね。
 そう考えると、「速記」って取っつきやすいだろう。
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Q2 速記ってどのくらいの速さまで書けるの?
 速記技能検定試験での最高級は1級(分速320字×10分)だけど、実務では分速400字前後で発言されることもあるんだよ。
 私のよく知っている速記者から、学生時代に遊びで速記が速いか朗読が速いか対決をして、速記の方が勝ったという体験談を聞いたことがあるよ。もちろん、ただ速記文字で書くだけでなく反読(速記文字を読むこと)もできての話。速記技能検定問題1分間朗読だったらしいけど、朗読者の方が、もうこれ以上速く読めないと音(ね)を上げたんだって。ちなみに、そのときの速度は分速780字だったとか。またその速記者は、暗書(速記文字を見ないで書く方法)では分速1000字を書いたことがあるし、理論的には基本文字で分速480字は書けるとも言っていたよ。
 普通、話す速さが分速300字と言われるから、ホント、すごいね。まあそこまで書けるのはごく限られた人だけだと思うけど。
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Q3 発言を速記するとき、「あのー」「まあ」とかいう言葉も書くの?
 仕事で記録をつくるとき、普通は発言のすべてを書き取るものなんだけど、その人の癖としての「あのー」「まあ」「いわゆる」なんかは書かないことの方が多いよ。その言葉が意味を持つ場合は、もちろん書かないといけないけど。
 また、たとえ癖であっても、その癖を生かす場合もあるんだ。きれいな文章に直し過ぎるとその人の味というものがなくなって、読むとその人の発言らしくなくなることもあるからね。
 話し言葉を書き言葉にするのは難しいんだよ。
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Q4 「話し言葉」と「書き言葉」って?
 普段、みんな自然と使い分けているけど、例えば友達と話すとき、「…しちゃったんだ」とかいう言葉を使うよね。これが話し言葉。作文や論文ではこういう言葉は使わないだろう。逆に、「…したところである」なんて言葉は、話すとき使わないよね。これが「書き言葉」。
 最近は書き言葉が話し言葉化してきているけど、やっぱり違うし、プロ速記者は速記録によってそれを書き分けているんだよ。
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Q5 速記を学ぶと、何か得なことがあるの?
あるよ。第1に、国語力がついてくるよ。漢字や送り仮名の使い方だけじゃなく、文章や言葉に対する鋭い感覚が知らず知らずのうちについてくる。それに、指を動かすこと、頭を使うことは老化防止にもなるよ。また、普通の人ができないことができるということで、優越感を味わうことができるしね。
 でも、一番得なことは時間の有効利用かな。速く記録できる分、1日25時間になったり!
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Q6 速記の資格っていうのはあるの?
 速記団体の統合的存在である日本速記協会が主催する「速記技能検定試験」というのがあって、これの1級に合格すると「1級速記士」、2級に合格すると「2級速記士」の資格がもらえるんだ。
 この検定試験は、文部科学省の後援により、年4回、全国各地で開催されているよ。一番下の級の6級は普通文字でも書けるくらいの速さなので、一度挑戦してみては?
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Q7 その検定試験って、どういう方法でやるの?
 検定委員が朗読する問題文を速記文字等で書き取って、それを決められた時間内に反訳(原稿用紙に普通文字に直す)していくんだよ。提出するのは反訳文だけで、採点は反訳の間違い字数(1字1失点)で計算して、許容失点内なら合格という通知が約1カ月後に届くんだ。朗読時間・反訳時間・許容失点は受験級によって違うし、上の級になるほど厳しくなるよ。
 「速記技能検定試験要領」にもう少し詳しく書いているから、見てね。
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Q8 検定試験を受けるにはどうしたらいいの?
 試験日の1カ月前までに受験票・志願票と受験料を日本速記協会へ送らなければならないので、初めての人は、一度日本速記協会へ問い合わせをしてみたら? 試験は原則として事前申込みとなっているけど、会場に余裕があれば当日受付もOKだよ。
 これも、「速記技能検定試験要領」に書いているよ。
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Q9 速記検定試験に合格すると、履歴書の資格欄に書けるの?
 書けるよ。たとえ初級の6級合格でもね。また、主催者の日本速記協会に申請すれば合格証明書(手数料必要)も発行してくれるし。でもまあ6級・5級合格なら、資格欄には書けるけど、特技的な感じになるかな。速記を武器にして就職するのなら3級以上の資格が欲しいな。
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Q10 資格を持っていないと速記の仕事ができないの?
 資格というのは、速記技能検定試験に合格すればということだよね。そんなこと、ないよ。例えば理容師などのように資格がなければ仕事ができないというものじゃなく、その実力さえあれば仕事ができるんだ。
 資格は一応の目安というところかな。でも、速記の仕事をしていくのなら、いつかは3級以上の資格は取ってほしいな。
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Q11 プロとして仕事をするには速記検定試験の何級に合格しないとだめなの?
 今も言ったけど、3級以上に合格してほしいな。
 日本速記協会の速記技能審査基準(S63.2.2実施)によれば、1級は「会議・座談・講演などを単独で速記することができる」、2級は「会議・座談・講演などの速記の補佐をすることができる」、3級は「口述・電話などの速記ができ、また反訳を手伝うことができる」となっいて、4級は「平易な口述や草稿などに速記を活用することができる」、5級は「ノートやメモなどに速記を利用することができる」、6級は「速記の基礎が習得できていて普通文字よりも速く書くことができる」とあるよ。
 また、1級・2級は「専門級」、3・4級は「事務級」、5・6級は「個人利用級」とも言われていて、4級合格者でも速記の仕事をしている人もいるけど、その人たちは仕事をしながら上の級を取っていくんだよ。
 でも、速記というのは、仕事をするためだけにあるんじゃなく、日常生活でも大いに活用できるので、ぜひ学習してもらいたいな。
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Q12 速記の需要ってあるの?
 需要自体、ふえているよ。情報公開時代に入り、いろんな審議会や総会等で記録を残すことが求められてきたのもその1つの要因だね。また、録音機のおかげで録音テープによる原稿起こしの依頼もふえて、さらに遠くのお客さんと宅急便やパソコンを通じてテープや原稿の受け渡しが可能になったことなど、気軽に速記録の依頼ができるようになったのもやっぱり要因じゃないかな。
 ただ、昔は現場へ赴くことができる地域内での仕事を請け負って、速記業者間で縄張り的なものがあったんだけど、宅急便やパソコンのおかげでどこにいても日本全国の仕事を受けられるようになってから、速記界でさらに仕事の取り合い合戦が激しくなって、結果的に速記料金の引き下げられてきているという現状でもあるんだ。価格競争時代においては仕方がないことかもしれないけど、非常に残念だね。
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Q13 速記の就職先は?
 最近は、新聞社等のマスコミ関係や議会事務局への就職が少なくなってきたね。その背景には、後継者が育たないこともあるんだ。だから、就職先と言われると速記会社ということになるかな。
 昔は速記事務所と言われていた形が速記会社に変わって、速記録の原稿だけでなく製本まで請け負ったり、いろんなサービスをするところがふえてきているようだよ。また、それにつれて雇用形態も変わって、在宅勤務というのも出てきているよ。
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Q14 最近よく新聞などの広告に出ているテープライターと速記との違いは?
 テープライターっていうのは、速記者でない者が録音されたテープを聞きながら原稿を起こす人のことなんだ。だから、速記者とテープライターの1番の違いは、現場で速記者が速記して記録するか、録音テープのみで記録するかということだよ。そして速記者は、速記以外に念のため録音テープもとっているし、また録音テープのみの仕事も受けているよ。
 でも、録音というのは、当たり前の話だけど音の記録だから、マイクに近い音は全部拾ってしまう。雑音も平等にね。だけど、その場の雰囲気・状況までとることができない。座談会なんかではそういうのを入れることによって文章がころっと変わって、おもしろい、イキイキした読み物になるんだけど、現場に行っていない人はそういう描写ができない。このほかにもテープのみの弱点というのはあるよ。
 それから、残念なことに、テープ起こしの内職あっせんをめぐる詐欺で逮捕される事件が最近2回(平成15年4月時点)も起きているんだ。高い教材を売りつけた上、宣伝文句とは違って仕事をあっせんしてくれないところがあるようなので、十分気をつけてね。まあ、すべての会社がそういうことをしているわけじゃないけど。
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Q15 録音機があるのに、今どき速記?
 録音機があらわれたとき、「速記はもう要らない」と言われて随分非難されたらしいんだけど、速記者は逆に録音機を速記の補助道具として取り込んで、今ではもうなくてはならない存在となっているんだよ。だから、速記と録音機は大の仲良しなんだ。
 でも、録音機はあくまでもマシンなので、故障することがあるよね。そして、いつ停電するかもわからないし。それに、雑音ばかり入っていたり、発言者との距離が遠くてきれいに録音されないことだってあるよ。また、誰がしゃべっているのかわからなかったり、同時に何人もしゃべった場合は、もうお手上げ。みんなもそういう経験があるだろう。その点、速記は、目で確認して、だれがしゃべったか記録することができるし、また人間の耳というのは、ある人の声だけを聞き取るという特殊な機能を持ち備えているし。その上、録音機は音の記録だから、その場の雰囲気や手ぶり身振りなどは記録できないよね。しゃべらずに首を縦や横に振った際には、もうわかるよね。さらにさらに、秘密を要するので録音はダメ、録音すると気軽にしゃべれないので録音はとらないでって言われる可能性だってあるんだよ。だから、今でも現場での速記というのは大変重要なんだ。
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Q16 それじゃ、ワープロは?
 ワープロが出たときも、やっぱり「速記はもう要らない」と言われたんだよ。でも、これまた速記者の反訳(速記文字を普通文字に直すこと)手段として速記者の味方につけてしまったんだ。そしてこれによって、速記者は手にペンダコをつくりながら原稿用紙に万年筆で1字1字埋めていたあの作業から解放されたし、また訂正・挿入・削除などがあってもその跡形が全く残らずにきれいに仕上げることができるようになったんだ。何よりも、従来に比べて早く原稿が出来上がるようになって、お客様から非常に喜ばれているんだよ。
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Q17 最近では、音声入力機なんて言われたりもするけど?
 そう、音声入力機やパソコン音声入力ソフトなどが出てきて騒がれているようだね。でも、現時点では音声入力の認識度(例えば、「速記」と話すと正確に「速記」という漢字が出てくるかどうか)がまだまだ十分じゃないんだ。やはり機械は機械、人間的な柔軟な頭脳は持ち合わせていないからね。アナウンサーのように丁寧にゆっくりとしゃべれば別なんだけど、支離滅裂な話し方をしたり、言い誤ったり、またモゴモゴしゃべったり、方言でしゃべったり、イントネーションがおかしかったりすると、機械はもうパニックに陥って、日本語にならないおかしな化け方をするのが現実なんだ。また、雑音があったり、何人も同時にしゃべると、絶対ダメだね。まあ将来、今より幾分よくなると思うけど、もし使える状態になったら速記者はまたそれを反訳手段の道具として取り入れていくんじゃないかな。
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Q18 器械速記って何?
 それは速記のタイプライターのことで、「ソクタイプ」というものだよ。ソクタイプには22のキーがあって、21のキーの組み合わせで打鍵していくんだけど、普通のタイプと違うのは、同時に幾つものキーを打つことができるんだ。その分、パコソンなんかの入力と違って、ゆっくりと打てる仕組みになっているよ。
 このソクタイプというのは、裁判所の速記者である「速記官」が使っているんだけど、非常に悲しいことに、最高裁が平成10年度から速記官の養成を中止してしまったんだ。
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Q19 それじゃ、裁判所の速記録はどうなったの?
 速記官の養成がストップして現職の速記官もどんどん退職していくので、速記官自体、年々減少しているのが現状なんだ。その分、少しずつ民間の速記会社に委託しているんだけど、公平・中立で守秘義務のある公務員としての速記官は、何よりも国民の基本的人権を守る立場からも、速記録の正確性、プライバシー保護などの点で憂えているんだよ。民間の速記会社の中にも、速記者でない人にテープ起こしを下請しているところがあったり、原稿の質が悪いところもあるからね。
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Q20 現役で頑張っている速記官は今どのようにしているの?
 速記官が速記をあきらめて書記官になる人もいるけど、今も速記官として頑張っている人がたくさんいるよ。そういう人たちが速記官養成再開や速記官制度を守って司法の充実・強化を求めるなどの署名活動をしながら、みずからコンピューターに連動させた速記シテスム「はやとくん」を開発したり、アメリカのタイプ製造会社へコンピューター内蔵の速記タイプ「ステンチュラ」の製作依頼したりして、そし何とそれらを自費で買って、より正確で迅速な速記録の作成をアピールしているんだ。最高裁とのいろんな確執があるけど、少しずつ速記官の要求が受け入れられてきているようで、うれしいね。
 詳しいことは、電子速記研究会をのぞいてみるとわかるよ。
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