速記技能検定試験要領

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1.受験申し込み手続
2.受験会場と時間
3.各級の要領
4.受験に当たって
5.機器使用反訳受験要領
6.試験方法
7.採点基準
8.成績優秀者選考基準
9.合否通知
10.試験会場風景
問い合わせ先

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 速記技能検定試験は、日本速記協会が認定する、文部科学省後援の資格試験です。

*下記のことについては、変更されているかもわかりませんし、また今後変更するかもしれませんので、正確な情報は「日本速記協会」へお問い合わせください。

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1.受験申し込み手続
・速記技能検定試験は毎年5・8・11月の最終日曜日に実施されます。
・日本速記協会へ速記技能検定試験志願票・受験票を取り寄せます。その際、住所・氏名を書き、また自分の住所・氏名を書いて82円切手(初めて取り寄せる人は92円切手)を張った返信用封筒を同封します。
速記技能検定試験受験票・志願票は、赤い太枠内に必要事項を記入し、日本速記協会あて郵送します。1〜3級受験者は写真も張ります。
・受験料を郵便局の現金書留で送金する場合、受験票・志願票も同封します。また、郵便局の郵便振替で送金する場合は、青色で印字された払込取扱票に必要事項を記入し、通信欄に「○級受験料」と明記して振り込むと同時に、別便で受験票・志願票を郵送します。
 なお、払込取扱票の口座番号等は協会HPに記載しています。
・試験数日前までに、協会より受験番号・試験場案内等を記入した受験票が返送されてきます。
・各試験月における試験地、受付期間は、次のとおりです。
試験月 試   験   地 受付期間
5月 札幌・盛岡・東京・名古屋・大阪・福岡 4月1日〜5月10日
8月 長岡・東京・長岡・名古屋・大阪 7月1日〜8月10日
11月 東京・名古屋・大阪・佐賀・鹿児島 10月1日〜11月10日
*このほか、分試験場でも開催されることがあります。
*変更されることもありますので、その都度確認してください。(H30.12)
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2.受験会場と時間
・複数試験場の東京・大阪では、1日に異なる2つの級を受験することができます。
・各級の受付開始時間、試験開始時間は、次のとおりです。
6級 5級 4級 3級 2級 1級
受付開始時間 12:00〜12:40 12:00〜12:40 12:00〜12:40 12:00〜12:40 12:00〜12:40 12:00〜12:40
試験開始時間 13:00 13:00 13:00 13:00 13:00 13:00
複数試験場
受付開始時間
12:55〜13:25 10:45〜11:15 12:55〜13:25 10:45〜11:15 12:55〜13:25 12:55〜13:25
複数試験場
試験開始時間
13:40 11:30 13:40 11:30 13:40 13:40
受験料 2000円 2500円 3000円 4000円 5000円 6000円
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3.各級の要領
・各級の速度・朗読時間・総字数・反訳時間・反訳倍数・正確度・許容失点は、次のとおりです。
6級 5級 4級 3級 2級 1級
分速 80字 120字 180字 240字 280字 320字
朗読時間 5分 5分 5分 5分 10分 10分
総字数 400字 600字 900字 1200字 2800字 3200字
反訳時間 60分 60分 60分 60分 130分 130分
反訳倍数 12倍 12倍 12倍 12倍 13倍 13倍
正確度 96% 96% 97% 97% 98% 98%
許容失点 16字 24字 27字 36字 56字 64字
*許容失点とは、合格範囲のミス字数です。6級を例にとると、ミスが16字以内の場合、合格となります。
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4.受験に当たって
(1)一たん納入された受験料は、理由のいかんにかかわらず返却されません。
(2)原文帳・筆記用具は各自持参ですが、反訳原稿は協会より支給されます。
(3)受験票を忘れたり、なくした場合、身分証明書等により本人であることを確認され、その場で同様式のものを書き、答案に添えて提出することになります。
(4)当日の申し込みは、空席があるとき受け付けています。その際、当日申込料金500円を徴収することがあります。
(5)受験級の変更は、原則として認められていません。ただし、下級への変更は、空席があるときに限り許可されることがあります。この場合、受験料の払い戻しはありません。なお、下級より上級への変更はできません。
(6)遅刻者に対する追試験は行っていません。
(7)機器使用の受験者は、部屋の後方に座ることになります。
(8)音声再生中、反訳中を問わず、録音機の使用は認められていません。持参した録音機は、試験終了まで一定場所に回収保管されます。
(9)途中で棄権する場合、答案の1枚目に「棄権」と書いて受験票と一緒に提出し、許可を得て退室することができます。
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5.速記技能検定機器使用要領
(1)事前申請
 速記技能検定において機器を使用する場合は、機器使用申請書に下記の事項について記入し、申請してください。
 なお、当日の申し込みはできません。
 1)使用形態
  A型…反訳のみに使用する
  B型…速記と反訳の両方に使用する
  C型…速記のみに使用する
 2)使用機種
  @パソコン
  A速記タイプにパソコンを接続したもの
  *タブレット、スマートフォンは使用できません。
(2)機器の準備
 1)受験者は、必要に応じて下記の機器を用意してください。
  @速記タイプ
  Aパソコン(下記の条件を満たすこと)
   *ウイルスチェックソフトがインストールされているもの
   *内蔵バッテリーで駆動するもの
   *USBメモリに対応するもの
  B外付けキーボード
  C電源確保に必要なアダプター・延長コード
   *パソコンは内蔵バッテリーで駆動させることを原則としますが、事情によっては使用できるものとします。
 2)機器の準備及び動作に関して生じたトラブルは、全て受験者の責任において解決するものとします。
 3)反訳データの保存・提出用のUSBメモリは主催者側が用意します。
(3)禁止事項
 1)機器の使用に際して、下記の事項は禁止します。
  @録音機能を利用すること
  A通信機能を利用すること
  Bイヤホン及びヘッドホンを使用すること(ただし、補聴器に類するものは除く)
(4)当日の対応
 1)検定前の対応
 (準備について)
  @機器使用者の席は、部屋の後方に設置します。
  A検定開始前に反訳データを収納するUSBメモリを2本(正副)配付しますので、あらかじめ動作確認を行ってください。
  B上記の確認作業を含め、検定開始5分前には全ての準備を完了させてください。
 2)データについて
 (データの形式)
 使用できるデータの形式は次のものとします。
  @テキストファイル
  *文字コードはユニコード(UTF-16 UTF-8)を推奨しますが、シフトJISコードの使用も可能です。
  AMS-Word文書
  BPDFファイル
 (答案作成上の注意)
  @答案は縦書きとしますので、数字表記は縦書き用にしてください。
  A1行目に試験地、受験級、受験番号、氏名を入力してください。
  Bワード文書及びPDFの場合は、40字×30行・10.5ポイントに設定してください。
 3)試験中
 (試験時間・反訳時間)
  @検定の流れ、朗読時間、反訳時間等は、従来の速記技能検定と同じです。
  A空読みのデータは提出不要です。受験者の判断で処理してください。
 (不正防止)
  @速記(朗読再生)中及び反訳中に、検定実施委員は、適宜監視及び巡回をするものとします。
  A検定中に機器の不正使用(録音、通信による他者との情報交換)が発見されたときは、即座に失格とし、退室を命じます。
 4)反訳データの保存・提出
  反訳データの保存・提出は次の方法で行ってください。
  @受験者は、反訳データに所定のファイル名をつけて機器本体に保存する。
  *提出する反訳データのファイル名は、あらかじめ板書等で指定します。
   (例 東京・1級・1番の受験者は、東京−1−1氏名)
  A上記@で保存したデータを協会から配付されたUSBメモリ2本(赤(正)と青(副))に収納する。
  B上記Aで収納した2本のUSBメモリのデータが正常に開くかどうかを検定実施委員の立ち会いのもとで確認する。
  C上記Bで確認済みのUSBメモリ(2本とも)を協会が用意した氏名入りの封筒に入れて、厳封した上で提出する。
  なお、受験者自身がプリンターを用意し、その場で印刷して提出することもできるものとします。
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6.試験方法
(1)試験官が試験開始前に入室します。
(2)本番開始直前に、1分間の空読み(CD再生)があります。この空読み文は反訳しませんので、速記してもしなくても、どちらでも結構です。
(3)その後すぐ、本番の音声再生が始まります。
(4)音声再生が終わると、すぐに反訳に取りかかります。
(5)反訳終了後、受験票と反訳原稿を提出します。速記原文は提出する必要がありません。
 「速記検定に挑戦!」の「試験の流れ」にも試験方法について掲載していますので、参考にしてください。
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7.採点基準
採点基準は、次のとおりです。
速記技能検定試験実施規則
第11条 検定試験の採点は、次の基準による。
(1)誤字、脱字、冗字、判読不明瞭字、同音異字等は、原則として1字1失点とする。
(2)誤訳、脱訳、未訳は、訂正した字数によって失点数を計算する。
(3)送り仮名の送り方、仮名、漢字いずれにも書く社会的慣用のあるもの及び字体の新旧については失点としない。
(4)仮名遣いは、現代仮名遣いによる。
*昭和63年2月2日から実施。
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8.成績優秀者選考基準
・成績優秀者には、文部科学省より文部科学大臣賞、日本速記協会より協会最優秀賞・協会優秀賞・協会特別賞・協会奨励賞が授与されます。
・成績優秀者の決定は、審査委員会の審査を経て、理事会において決定されます。
・表彰式は、3月ごろ、東京において行われます。
・成績優秀者の「選考基準」は、次のとおりです。
選  考  基  準
賞 名 選  考  要  件
文部科学大臣賞 1.各回技能検定1級から3級において、協会最優秀賞の中の1名とする。
2.失点は、1級は0.5%(16字)以内、2級は0.5%(14字)以内、3級は0.4%(5字)以内であること。
3.句読点、改行等の表記法が適切であること。
4.文部科学大臣賞をかつて同級で受賞した者を除く。
5.各年度において、1級から3級の文部科学大臣賞受章者を4名以上出した団体。
協会最優秀賞 1.各回技能検定1級から3級それぞれにおいて、最も失点が少ないこと。(文部科学大臣賞を除く)
  なお、複数の同点があった場合、優劣をつけず、複数のまま表彰する。
2.失点は、約1%以内であること。
3.句読点、改行等の表記法がおおむね適切であること。
4.協会最優秀賞をかつて同級で受賞した者を除く。
協会優秀賞 1.各回技能検定において、1級から3級は協会最優秀賞に次ぐ上位7名程度、4級及び5級は上位7名程度、6級は上位5名程度とする。
2.失点は、1級から4級は約1.5%以内、5級は1失点以内、6級は無失点であること。
3.句読点、改行の全くないものは選考対象としない。
4.文部科学大臣賞または協会最優秀賞をかつて同級で受賞した者を除く。
協会特別賞  審査委員会で特に表彰すべきと認めた者並びに特別優秀な合格者う出した団体。
協会奨励賞  満14歳以下または満65歳以上の合格者。
*平成18年5月改正。日本速記協会発行「日本の速記」No.814(2006.5.6月号)による。
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9.合否通知
・試験後1カ月ぐらいで、日本速記協会より合格・不合格の通知が郵送されます。
・1級合格者は「1級速記士」、2級合格者は「2級速記士」と認定され、申請に応じて協会より「1級速記士証」「2級速記士証」が交付(有料)されます。
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10.試験会場風景
・下記の風景は、平成18年1月に実施された速記技能検定試験の大阪会場での風景です。
 大阪会場は、最近、大阪保健福祉専門学校で実施されているようですが、変更されることがありますので、協会HPをごらんになるか、直接協会へお問い合わせください。
試験会場風景-受付 試験会場風景-部屋のドア
試験会場に入ると、まず、受付へ行きましょう。 各部屋のドアに受験級の紙が張っていますので、受験される級の部屋に入りましょう。
試験会場風景-部屋内
部屋の中です。
黒板に、机の配置図、そして受験番号も書いていますので、自分の受験番号を確認して座りましょう。
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*詳しいことは、日本速記協会へ直接お問い合わせください。
〒171−0033 東京都豊島区高田3−10−11
               KGビル4階
            公益社団法人日本速記協会
TEL 03−6205−9701
FAX 03−6205−9702

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