【速記への夢】(H16.1〜)
7−1.手書き速記を後世へ/インターネットの駆使
7−2.速記の普及
7−3.宝くじを当てて大々的な速記普及キャンペーン
7−4.2,1級合格−速記にかける夢は若い人に負けない!−

【速記と年齢】(H16.2〜)
8−1.年齢はほとんど関係ない/小学生からでも学習可能
8−2.夢にかける情熱の前に年齢のハンデーなぞ吹き飛ばされる
8−3.余り関係ないが使用する分野で変わる/中高校生ぐらいから始めるのが適当

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7−1.手書き速記を後世へ/インターネットの駆使…北の道楽おやじ
 速記への夢は限りなく大きい方がよいですね。
1.手書き速記を後世へ伝えること。
 速記方式を問わず、現在は手書き速記は危急存亡のときです。速記学習者が少ないと嘆いているよりも、速記のPRをするにはいかなる手段が有効であるのか?ということを考えなければなりません。
 現在、我々が速記界において何をなすべきであるのか。
 インターネットを駆使して、「速記は楽しい」「速記を覚えていると便利」「速記を学習してかけがえのないものを見つけた」等々いろいろなことをPRする「ホームページ」を作成・運営していくことが必要です。
2.速記サイト・管理人が速記を普及するという大義名分を持ち「使命を自覚」すること。
3.大きな目標に向かって「責任の遂行」をすること。
4.各速記サイトで「得意な専門分野」を発揮すること。
5.各速記サイトが「団結を強化」して連携すること。
等々いろいろとなすべきことはあります。
 1人の力は微力なものです。「1+1=2」ではなく、「1+1=∞」というところまで発展させなければなりません。
 「俺がやらなければ誰がやる!!」という気概を持ちましょう。
 ホームページを持っていない人は、速記サイトへ原稿を投稿しましょう。
 2年や3年で夢が実現をしなくてもよいのです。少しずつ積み重ねていけば、いつかは必ず大きなものに成長・発展します。
 我々はその礎になって、未来へつなげていきましょう。
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7−2.速記の普及…ユー
 以前は、自分の速記力向上ということでの幾つかの夢はありましたが、現在は、「多くの人に速記を普及できれば」というのが私の速記に対する夢です。
 このHPを作成したのも、また私の地元で速記指導をしているのも、そのためでもあります。
 全国民が速記を使えるようになれば、どれだけ豊かな生活が送れるでしょうか、またどれだけ幸せになるでしょうか。
 片仮名が生まれたとき、平仮名に比べ、大変速く書けるようになりました。漢字は言うに及ばず、比較になりません。それでも、人がしゃべっている内容をほとんど書き取ることは難しい状態です。
 従来、速記と言うと職業としてとらえる傾向があり、多くの速記者は仕事に追われて普及どころではなかったようですが、最近になって、後継者が少なくなったせいか、速記界においてもよく「速記の普及」という言葉を見かけるようになりました。しかし、実際に行動に出ている人はまだまだ少ないのではないかと思います。
 速記文字が特殊な文字でなくなる日が早く来ますように!
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7−3.宝くじを当てて大々的な速記普及キャンペーン…どんこびっ
 15年は宝くじ2億円を当てるつもりでいたが、みごとにはずれてしまった。16年は、少し目標を下げて、1億円にした。これだけあれば、大々的に速記普及のキャンペーンができる。速記教育キャラバンを作って、全国津々浦々の小中学校、高校などを周り、速記の種まきをするのだ。種をまかずして、芽は出てこない。速記の本を出したくても、資金的に無理な人に援助をする。そのための速記財団を作る。財団ができれば、速記ミュージアム構想も推進できる。速記協会が、簡単便利な統一方式を作れないなら、財団にその役割を担ってもらう。理事長には北の道楽おやじ、理事には各地の速記ばかどもを当てる。事務局長はおいらがなって、ぱしりをやる。老後も老け込む暇などなくて、99歳まで元気ばりばりだー。
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7−4.2,1級合格−速記にかける夢は若い人に負けない!−…ミスター投稿
 45歳の「速記愛好家」です。工場労働者でありながら速記に興味を持ち、通信教育で勉強したのが13,4年前でした。検定試験には、通信教育受講中に4級から挑戦しております。4級は3回で合格しました。ところが3級は9回目でやっと合格。3級合格は平成5年の11月検定でした。さらに、その後の2級は、もう、何十回受けたか分からないほど不合格が続いていて、今も挑戦中です。それでも、いやになったことは一度もありません。才能の有無はともかく、よほど速記は自分に合っているのでしょう。
 3級と2級では、1分間字数は40字の差があります。40字といえば、400字詰め原稿用紙では、わずか2行です。いかにも簡単なことのように感じますが、速記文字を書く手の動きにとっては、これは大きな壁なのですね。
 また、単に1分間字数の違いだけではありません。総字数が違いますし、朗読時間も3級は5分間ですが2級は10分間です。10分間も、しくじることなく速記を続けなければならないと思うだけで、試験前には全身から血が抜けてしまいそうになります。気力の問題です。遠い試験会場へ、他の予定をキャンセルしてまで交通費と時間をかけて試験を受けに行くわけですから、やはりプレッシャーがかかります。またダメかもしれないと、試験前から気力がなえてしまうのです。
 そうなるのは、ほかでもなく練習時間が少ないからです。普段の練習をたっぷりやっていれば、もっと早く力は伸びるものですが、いかんせん三交代勤務の身で、会社の仕事や身辺雑事に追われて体は疲れ、とても練習は毎日というわけにいきません。
 それでも私の速記にかける夢は、みなさん若い方たちに負けませんよ。まさかこの歳になって速記を職業にできるとは思っておりません。私が速記に期待しているのは「情報収集力」とか「情報整理力」といったものです。私は新聞の投書欄によく投稿しています。新聞投稿では情報収集力や情報整理力が必要です。新聞投稿にこの速記を生かせたら、どんなにすばらしいだろうかと思うわけです。そういった用途に使える速記となれば、やはり1級でしょう。今年こそは2級に合格し、1回でも1級を受験できるようでありたいのです。
 そのためには、たとえ学生さんのような勉強時間がなくても、日常的に速記文字を書き慣れていくことが必要だと思います。そこで私は、いつもポケットに入れて持ち歩いている「雑用帳」を、速記文字で記入するようにしています。雑用帳というのは文字通り「雑用」を忘れないように書き留めておく小さなノートです。これを速記文字で記入するようにすれば、毎日まとまった時間の速記練習はできなくても、速記文字を書くことは、ひんぱんになります。ま、こんなことだけで1級に合格できるわけではありませんが、何日間も速記文字を書かないよりは、ましでしょう。とにかく、いつも速記文字に親しんでいたいという気持ちも確かにもありますね。それだけ速記大好き人間なのです。
 検定試験に行けば、やはり年配の方もけっこういらっしゃいます。何も職業に結びつかなくても、それをやることで生きがいを感じるというものを持っていることは、すばらしいことだと思いませんか。いくつになっても夢を満ち続けたいものですね。
 速記をやる人は、ずいぶんと減ってきてはいます。しかし、それで速記の値打ちがなくなったとは思いません。会議録の作成にしても、速記者より最近はテープ・リライターの方の仕事になってきているようです。だから速記の使命が終わったとは思いません。速記はこの先も、ひとつの「技能」として存続してほしいのです。
 テープ・リライターと違い、速記は「体に覚えさせた技能」だと私は思っています。テープ・リライターの方からテープレコーダーとパソコンを取り上げて鉛筆1本だけ与えても、何もできないですよね。しかし速記は体が覚えた技能だから、何もなくても鉛筆1本あれば、話す速さで書くことができる。ほんとうにすばらしい技能だと思います。私はますます、速記が好きでいられそうです。若い皆さんの将来の活躍を期待しています。
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8−1.年齢はほとんど関係ない/小学生からでも学習可能…北の道楽おやじ
《速記と年齢》
 速記学習において個人差があるので年齢的なものはほとんどありません。
 ただ、アマチュアの場合で社団法人日本速記協会技能検定試験レベルの実力でしたら余り年齢を考える必要はないと思います。
 若い世代と中高年とは、同じ学習時間で練習した場合には、若い世代の方が上達するのは早いと思いますが、個人差があるので一概には何とも言えません。
 速記学習時期には初学者が何歳であったかもありますし、国語力の問題と関係してきます。
 例えば3級程度になるには、若い世代が1年で到達をするとしますと、40代、50代では2年から3年はかかります。
 速記学校の夜間部における生徒の年齢層は18歳から26歳ぐらいです。この程度の年齢差ですとほとんど差はありません。速度的に差が出るのは個人差だけですし、途中で落後するのも年齢には関係がありません。
 私の同期生には50代の人もおりましたが、年数をかければ3級に到達をします。要は速記を諦めないことが大切です。
 私の同期になるかどうかわかりませんが、戦前に速記学校を卒業して、途中から再入学をされた方がおります。
 30年近く速記と離れておりましたが、何年か後には1級に合格して見事にOLから速記者に転身した人もおります。
 20代に3級に合格している人は、10年20年後に速度練習をすれば上の級に受験をしても大丈夫です。
《速記学習年齢》
 速記を学習する年齢は何歳からできるかは、指導条件によって異なります。
 通信教育、スクーリングなどの条件をつけると小学校の5年生以上ということになりそうです。
 古い「早稲田速記新聞」を調査すると、早稲田式の通信教育では、昭和47年の検定試験で東京都の13歳の男子が3級に合格して「協会奨励賞」を受賞しております。この方は小学校5年(昭和45年)の夏休みに通信教育を受講しております。
 広島県では小学校5年生の男児が5級に合格して「協会奨励賞」を受賞しております。この人はスクーリングに出席しております。
 プライバシー保護のため個人名は伏せておきます。
 小学校5年生が、速記学習では比較的早い方です。「早稲田速記新聞」を調査したら大体中学1年〜3年生です。
 高校生になると速記学習者がふえております。
 結論としては、早稲田式及び中根式は条件次第では小学生でも速記の学習ができるということです。国語力の方は速度練習を続けながらつけることができます。
 中根式のことについては、改めて「速記道楽」のホームページで紹介をしたいと思います。
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8−2.夢にかける情熱の前に年齢のハンデーなぞ吹き飛ばされる…ミスター投稿
 私が早稲田式の通信講座専門コースの学習をスタートさせたのは平成2年1月2日です。30歳を少し過ぎていました。修了には1年半ほどかかりました。そのころは正直いって、速記の仕事に就こうと、くそまじめに思っていました。通信教育の課題提出のとき、質問欄かどこかに「私はどうしても速記者になりたいのですが、なれるでしょうか」というようなことを書いたことがあります。すると、添削指導員のH先生の答えは、はっきり言って否定的な意味を含んでいました。そのころはまだ何も知らなかったので、そんな他愛のない夢を持っていたものです。
 今はもちろん、そんな非現実的な夢は持っておりません。では現在45歳の私にとって、速記は単なる気休めの趣味かというと、まったくそんなことはない。私は前にもこの欄で書きましたが、新聞の投書欄にたえず投稿をしています。投稿をするためには、情報を入手しなければなりません。その情報入手のために速記は大いに活躍すると思うわけです。
 何歳になろうと、人間、気迫ですよ。これだけは絶対にやりたいと思うことは、やれば必ず成功する。私はそう信じております。何もすることがなく、ただ働いて飲んで食って寝るだけの夢のない人もたくさんおられるだろうに、そんな中で、取り組む課題を持ち、夢に向かって悪戦苦闘できるなんて、その躍動の姿こそが人間の生きている証ではありませんか。
 年齢など、速記学習にとって何の問題でもないでしょう。夢にかける情熱の前には、年齢のハンデーなぞ吹き飛ばされてしまいます。ユーさん、見ていてくださいな。私は絶対に速記学習を成功させてみせます。
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8−3.余り関係ないが使用する分野で変わる/中高校生ぐらいから始めるのが適当…どんこびっ
 速記の勉強を始めるのに、年齢はそれほど問題ではないと思いますが、職業として速記を考えるか、電話取りやメモへの活用などの段階まででよしとするのかで変わってくると思います。
 余り若くて、小学1年生とかだと、まだ日本語もよく理解できないでしょうから、基本符号を覚える程度ならいいでしょうが、高度な省略法は無理でしょう。ある程度国語力もできた中、高校生くらいから始めるのが適当ではないかと思います。高速度になると、省略法も高度になり、語彙力、文意把握力が強く求められます。そういった意味からすれば、社会経験を積まれた方は有利になります。書いたものが読めない場合でも、前後関係で類推できます。
 が、一方あまり高齢の方だと、符号を記憶するのが難しくなるかもしれません。手も、若い人より動きは鈍くなるでしょうから。でも、趣味でやるんだったら、何も問題はありません。いつも手を動かしていますから、いつまでたっても若々しい頭脳を保つことができると思います。
 最近は、痴呆予防に読み書きそろばんが有効と言われていますから、速記は生涯学習に最適だと思います。
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